徳永猛城
大阪国税局長に7月12日付で着任した吉井浩氏(55)が3日、会見し「納税者の税務行政への理解と信頼が何より大事。時代のニーズに応じたサービスの充実に努める」と抱負を語った。税務手続きのデジタル化を進めるという。吉井氏は、国際的な取引や消費税の不正還付をめぐる税務調査に重点的に取り組むとし「厳正に対応しなければならない」と述べた。
近畿2府4県を管轄する大阪国税局のトップとして、組織内外で「丁寧に対話をすること」が重要だと語った。
吉井氏は東京都出身。名古屋国税局長や復興庁参事官などを歴任した。趣味は歴史名所を巡る町歩きで、関西の印象について「日本の中心として文化・芸能を培っていて興味深い」と話した。(徳永猛城)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル