大阪大のスキューバダイビング部、未成年の部員に飲酒強要で活動停止

浅倉拓也

 大阪大学スキューバダイビング部が8月に開いた懇親会で、20歳未満の部員に飲酒を強要したとして、大学が同部を活動停止処分にしていたことがわかった。

 大学によると、同部は8月中旬に大阪府内のホテルにある飲食店で、現役部員と卒業生の男女計約30人で懇親会を開き、20歳未満の部員約10人も参加していた。その際に、卒業生や上級生が、20歳未満の部員に対し、かけ声をかけるなど断りにくい状況を作り、酒を飲ませていたという。

 急性アルコール中毒や救急搬送はなかったが、20歳未満の1人が泥酔して自力で歩けなくなり、上級生が自宅まで送ったという。

 8月下旬に外部からの連絡で発覚し、大学側が調査。大学は11月9日付で同部を無期限の活動停止にした。同部内で再発防止策などを話し合わせ、報告を受ける予定という。

 課外活動の支援などをする学生・キャリア支援課の担当者は「飲酒などについては大学として定期的に注意喚起をしてきたが、結果として十分でなかった。これまで以上の対策を講じていきたい」とコメントした。(浅倉拓也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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