新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、大阪市の松井一郎市長は30日、ミナミの繁華街の一部のエリアを対象に、8月5日ごろから休業要請を実施する方向で大阪府と調整していることを明らかにした。酒類を提供する店舗が対象となる見込みで、休業要請の権限を持つ吉村洋文・府知事が7月31日にも詳細を発表する見通しだという。 松井氏は記者団に「陽性率が高いのがミナミのエリア。そのエリアで少しでも人の接触率を下げていきたい」と強調。「吉村知事と話し合い、エリアの設定をするが、ミナミの中でもぐっと絞り込む」と話した。 8月5日ごろから実施し、実際の休業期間は10日間程度を想定。混乱を避けるため、対象エリアを発表する際は詳細な住所を指定する。要請に応じた店舗には協力金として1日当たり1万円、10日で計10万円程度を支給する方針で、松井氏は「安心して楽しめる街を取り戻すために協力いただけると思っている」と述べた。 一方、政府の観光支援事業「Go To トラベル」については、全国で感染が再拡大しているとし、「経済を回すために、国は期限を設けずにキャンペーンを続けるべきだ」と話した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース