大阪府は府内の飲食店で4人以下の飲食を予約サイト経由で行った場合、1組当たり2千円分のポイントを還元する支援策を始める方針を固めた。新型コロナウイルスで来客が減った店舗への支援策とする。府が休業や営業時間の短縮を求めたミナミの一部エリアでは、還元額を2千円分追加する。
対象は、府が推進する「感染防止宣言ステッカー」と「大阪コロナ追跡システム」を導入している店舗とする。今後公募する飲食店の予約サイト経由で総額5千円以上(税抜き)のメニューを4人以下で事前予約して飲食した利用者に、次回以降に使える2千円分のポイントを予約サイトが付与する仕組みだ。
飲食店への支援策の期間は9月中旬以降から12月末までの午後3時以降の利用とする方向だ。
さらに8月6~20日に休業や営業時間の短縮を要請したミナミの飲食店については、2千円分のポイントを追加で還元する。ミナミの追加還元は10月末までの予定だ。
事業費は総額約14億円を見込んでいる。ミナミ地区に対する追加還元分は、大阪市が独自に負担する。吉村洋文知事はこれまで「犠牲になったところを支援するというのは当たり前だ」と述べていた。(多鹿ちなみ、久保田侑暉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル