大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文1)第2波対策取りまとめたい(THE PAGE)

 大阪府の吉村洋文知事は10日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「第2波に備えるため、対策の検証を進めたい」(2020年6月10日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「第2波に備えるため、対策の検証を進めたい」      ◇     ◇

社会経済活動を戻していきたい

司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:現在、新型コロナウイルスの状況ですが、これまでの総陽性者数は東京に次いで2番目に多い約1800人の方が感染された状況であります。ただ、この間の府民の皆さん、事業者の皆さんのご協力もありまして、現在大阪においては0名が続く、あるいはもう1名、2名という非常に少ない陽性者の数で抑えられています。このことについては府民の皆さん、事業者の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。ヨーロッパからの3月上旬の大きな波で、4月の上旬にわっと増えましたが、これについては一定、この大きな第1波は、大阪においては抑えられたのかなというふうに思っています。  ただ、ウイルスは市中に存在しますので、今後も感染症対策を取っていただきながら警戒をお願いしたいことと、併せて、やはり社会経済活動、これが非常に疲弊した状況になってきていますので、この間、大阪モデル等もお示しをしながら、感染症のマニュアルなんかも作りながら、徐々に社会経済活動を今戻していってるという状況です。やはり社会経済の中で守るべき府民の皆さんの命もありますので、この点については皆さんにもご協力をお願いしながら、そして社会経済活動を戻していきたいと思っています。

専門家会議を今週金曜日の午前中に開催

 そのためにも、やはり大事なのはきちんとした過去の分析、これをしなければならないと思っています。山を抑えられたから良かったねではなくて、なんでその山を抑えられたのか、その山はいつ抑えられたのか、そしてそれを参考にしながら今後、次、第2波のピークがもし来たときに、全てを休業をお願いする、外出自粛をお願いするというやり方が本当に正しいのか、ここは僕はしっかりと検証する必要があると思ってます。  本来ここは国に、より詳細な検討をしてもらいたいと思いますが、大阪においても、大阪の数字も出ていますから、これはしっかり専門家の意見も踏まえて検証します。そのための専門家会議を今週の金曜日の午前中に開催をします。役所、大阪府としても、これまでの大阪の感染者数、全国の感染者数を見た上での分析というのもやってますし、その専門家の意見も踏まえて、そういったしっかりとした分析を行う必要があるだろうと思っています。  僕自身の見立てとしては、まずはぐっと増えてきたときは、どうしてもこれは初めてのウイルスですから分からないことが非常に多い。ニューヨークとかヨーロッパで非常に感染拡大になってて、道路に死体置き場があるような状況。これは近隣の諸国で、近隣というか、世界ではそういうことになってたわけなので、これを絶対大阪でやっちゃいけないという思いで、いろんな感染症対策、そしていろんな自粛のお願いなんかもしてきました。  ただ、じゃあ日本の場合、本当にどうなんだろうかというのを冷静に分析する必要があると思ってます。これはやっぱり第2波に備えてです。僕自身の見立てとしては、3月の下旬の段階ですでにピークは越えてた、ピークアウトしてたんじゃないかというふうに思っています。  つまり僕が大阪・兵庫の往来自粛のお願いをしていたちょうどあのころ、それから東京の小池さんは、オリンピックが延期になって、そして外出をお控えくださいと言ってたころ、まだ休業要請なんかもしてないし、緊急事態宣言も出してないあのころに、実は大きな山というのは、感染の山はピークアウトしてたんじゃないかというふうに分析をしています。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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