JRにはどの程度の先行を求めたいのか
日本経済新聞:日経新聞の奥山です。確認なんですが、先ほどリニアの延伸のお話で、新大阪から先に工事を進めてほしいというふうにおっしゃったんですけど、その前に駅も決まってないのに、認可もないのにどうするんだっていうことがあると思うんですが、JRに言いたいですねっていうのはどのぐらいの【**** 01:38:32】でみていらっしゃいますか。 吉村:いきなりトンカチは始められないですよ。いきなりトンカチ始められないのは分かっているんですけども、まず駅の指定作業がありますよね。駅の特定作業があって、そしてアセスがあります。アセスがあってから今度、ここからトンカチに入る時期が入ってくるわけです。まず、トンカチに入る時期っていうのが今、計画上あって、その前の駅指定とか環境アセスっていうのがやらないと、トンカチには入れないわけですよ。 駅指定とか環境アセスっていうのは、別に静岡とJRが話がまとまってなくてもできるわけです。静岡とJRの話がまとまってないからといって、まずこっち側の手続きを遅らせることはやめてくださいねっていうのが1つのメッセージです。それが遅れたらトンカチのスタートが遅れますから。大事なのは、トンカチの時期っていうのとアセスと、駅指定っていうのが特定したときに、数年後だと思いますが、トンカチの時期っていうのがあって、そこから本当にトンカチ始めるかどうかというときに、今の計画だと、名古屋の工事が終わってからトンカチを始めるという、確か予定になってたと思います。 JRの言い分としたら、名古屋のトンカチの時期が例えば仮に1年ずれたとしたら、大阪のトンカチの時期も合わせて1年ずらすという。だから結果として開業時期がずれるわけじゃないですか。それはやめてくださいよ、ということです。名古屋の時期が1年過ぎたとしても、トンカチのスタートの時期は今と同じ時期からスタートしてくれと。 そうすると、JRからすると、トンカチの時期が重なるわけです。もし1年遅れたら。こっち側で1年、予定どおり開始したらトンカチの時期が重なるわけですけど、でもトンカチっていうのも結局、名古屋と東京のトンカチっていうのは一斉に始めて一斉に終わるわけじゃなくて、部分的に始めて、もう終わってるところとかも出てくるわけ。最後のほうになったら終わってるところいっぱい出てくるわけです。そこになるとたぶん土木の能力っていうのは余るわけだから、だって終わってるんでね。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース