2025年大阪・関西万博で大阪府や大阪市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」の建設費用が、当初想定の74億円から約1・5倍(41億円)増の115億円になることがわかった。一般会計補正予算案が11日、府議会に提出された。
府市合同部局の万博推進局によると、5月の建設事業者の公募では参考額を74億円としたが、9月に第一優先交渉権者に選ばれた竹中工務店(大阪市中央区)の提案額は195億円だった。府・市はコスト削減のため、屋根素材の一部をガラスから透明な膜に変えたり、木材から鉄骨に変えたりする。来場者に見えない部分の形状変更も検討している。
当初の想定との差額分41億円のうち36億円は、資材価格の高騰に加え、公募の際の参考額が、ガラスを使った特殊な形状の屋根にかかる費用などを考慮できていなかったことが要因という。残りの5億円は展示内容が具体化してきたことに伴い、メインの本館棟の延べ床面積を約6300平方メートルから約6700平方メートルに増やすことによるものという。
市議会から再公募すべきだと…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル