大阪府の吉村洋文知事は19日、政府が府内について、新型コロナウイルスに対応する特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を決めた場合、6月1日から府立学校を再開させる考えを示した。一方で、これまでに感染者集団(クラスター)が発生した商業施設については引き続き休業を求めるという。
府立高校などでは、クラスごとに出席する生徒数を少なくするなど感染防止策を取った上で、授業を再開する。府内の市町村立学校にも同様の対応を求めていくという。吉村知事は記者団に「少人数の通常授業を再開したい。臨時登校日で授業をするのではなく、きちんと授業日を設定する」と話した。
施設再開については「ウイルスがゼロになったわけではないので、引き続き慎重な判断がいる。緊急事態宣言が解除されても、(休業要請も)全て解除にはならないだろう」と話した。(久保田侑暉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル