大阪府 “コロナ追跡システム”導入へ 吉村知事「ライブクラスター発生時のやり方続けるのは難しい」(AbemaTIMES)

 大阪府の吉村知事は12日、新型コロナウイルスの追跡システムを5月中にも導入すると明らかにした。

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 「大阪コロナ追跡システム」は、自粛・休業要請を解除した後、イベントや店舗・集客施設等において感染者が発生した場合に備え、「QRコード」を活用して、大阪府がイベント参加者や店舗等利用者の連絡先を把握し、感染者発生時に迅速に連絡を行うことによって感染拡大を防ぐというもの。

 具体的には、イベント主催者や店舗等が大阪府のHPからQRコードを取得し、印刷して会場・店舗等の入り口に掲示。イベント参加者や店舗利用者はそれを読み込んでシステムにアクセスし、メールアドレスを登録する。もし、その会場や店舗等で感染者が発生した場合、登録したアドレスにメールにて一斉通知される。メールアドレスはイベント主催者や店舗にはいかず府が管理し、名前や住所、電話番号、行動履歴(GPS位置情報等)などは取得しない。

 吉村知事は「台湾や韓国においては、ITで陽性者の動きを把握し、それを情報公開して感染拡大に努めるということを実施している。有効なやり方だと思うが、個人情報の保護を優先するのが日本の法体系。台湾や韓国などでは、こういった新型ウイルス発生時は拡散防止を個人のプライバシーより優先するという国民の同意が取れているが、日本ではそれがない。そういう中で、個人情報を守りながらITで新型コロナの追跡システムを作れないかずっと検討してきた」と説明。

 また、「ウイルスとどう共存していくのか、感染の爆発拡大を抑えながらいかにして社会経済活動を徐々に戻していくかというところに入ってきている」とした上で、「できるだけ早い段階で陽性者をキャッチして情報を提供することで、新たなクラスターが発生するのを防ぐ。ライブクラスターが発生した時、一部の名簿を頂いてアクセスし、また全員の名簿が無いものは皆さんにも発信してもらって、次の新たなクラスターが発生するのを防げた。ただこれはたまたまで、ずっとやり続けるのは難しい。このシステムさえあれば、クラスター防止にもなるし、感染者が出た時のお知らせツールにもなる。イベント主催者がメールアドレスの登録確認をする際も、すぐ本人に自動返信メールが届くのですぐできる。日本の“プライバシーを守る”ということを維持しながらも、ITで早期に感染拡大を抑えるために情報をキャッチし、すぐにお伝えする」とし、府民への理解と協力を求めた。システムの稼働は5月中を目指しているという。
(ANNニュース)



Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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