自民党大阪府議団の奴井(ぬい)和幸総会議長は18日、大阪市を廃止し特別区に再編する大阪都構想をめぐり、党府連が反対方針にもかかわらず、府議団が推進派と取られる発信をしたとして、同日の総会で原田亮幹事長を厳重注意したと明らかにした。都構想協定書(設計図)に関する8月28日の府議会本会議の採決では自民16人のうち11人が反対していた。原田氏は推進派の一人。 奴井氏は総会後に記者会見を開き、「府議団幹事長として反対が11人いることをわきまえた発言をすべきだ」と苦言を呈した。原田氏は記者団に「賛成の発信は控える」と述べた。 奴井氏によると、原田氏は菅(すが)義偉(よしひで)党総裁の選出に際し、報道機関に対し「賛成派は府連内で肩身が狭かったが、われわれにとって大きな力になる」「賛成派に有利に働く」などと発言した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース