大阪府と大阪市は12日、誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)について、事業者に求める具体的な条件を定めた実施方針案を修正したと発表した。新型コロナウイルスの影響で想定していた準備が遅れ、全面開業の時期は不透明になった。
これまで府と市が公表していた事業者に対する募集要項では、全面開業の時期は2026年度末までと想定していた。ところが、新型コロナの影響で事業者との協議などが滞った。吉村洋文知事らは昨年6月に全面開業時期を「27~28年度ごろ」に遅らせる方針を示したが、今回修正した実施方針案には、それを盛り込むこともできなかった。
実施方針案では、事業者に整備を求めている10万平方メートル以上の展示施設や3千室以上の宿泊施設についても、20年代後半に部分開業後、順次整備を進めていく「段階整備」を可能とすることを明記した。
今後も新型コロナの影響を踏ま…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル