大麻や覚醒剤を販売したなどとして、警視庁と兵庫、埼玉両県警はベトナム人16人を大麻取締法違反(営利目的譲渡、同所持)などの疑いで逮捕し、17日発表した。警視庁などは薬物密売グループのメンバーとみている。
逮捕されたのは、リーダー格の衣料品販売業ホアン・ドゥック・トア容疑者(27)=東京都新宿区百人町2丁目=ら22~34歳のベトナム国籍の男女16人。
警視庁組織犯罪対策5課によると、ホアン容疑者らは昨年8月~今年4月、共謀して乾燥大麻や覚醒剤計約60グラムを計約25万円で、兵庫県や愛知県に住むベトナム人男女の自宅あてに宅配便で送り、譲り渡したなどの疑いがある。
調べに対し、逮捕された一部は「SNSを通じて知り合った」「洋服や靴を買うために密売した」などと話しているという。組対5課は、薬物をベトナムから仕入れていたとみて調べる。
グループは国内の在日ベトナム人らを客として、過去3年間に末端価格で約1億円相当の違法薬物を日本国内で販売し、約3700万円を売り上げたと警視庁などはみている。このグループをめぐる密売事件での逮捕者は、客を含めて計40人にのぼるという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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