大麻で病的高揚か やまゆり園事件、割れる医師の評価

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者ら45人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた元職員植松聖(さとし)被告(30)の第13回公判が10日、横浜地裁であった。弁護側証人の精神科医が、「被告は大麻乱用で病的に高揚し、自分の考えが現実的かを検討する能力が著しく低下していた」と説明。心神喪失か耗弱の状態だったとする、弁護側主張に沿った証言をした。

 証人は中山病院(千葉県市川市)の工藤行夫医師。昨年5月に1回、被告と約1時間面接した。

 地裁が起訴後に実施した精神鑑定の結果などを参照しながら、幼少期の被告は明るく人懐こい性格の一方で、中学時代に飲酒・喫煙をしたり、高校時代に部活動で部員を殴り停学になったりしたと指摘。大学では飲み会中心のサークルに入り、危険ドラッグも使うようになったとした。

 問題行動はあるが反社会的な逸…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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