天国の大家さんへ 日常の変化、描ききった矢部太郎さん

 お笑い芸人の矢部太郎が、「大家さんと僕 これから」(新潮社)を刊行した。手塚治虫文化賞短編賞受賞作で79万部を超えるベストセラーの続編にして、完結編。「ユーモアがあって素敵な大家さんを描きたくて始めた。やりきりました」

 2016~17年「小説新潮」に連載された「大家さんと僕」は、新宿区の外れにある木造の一軒家の2階に間借りする矢部と、1階に暮らす家主のおばあさんとの日々をつづったエッセー漫画だ。

 「ごきげんよう」とあいさつする上品でチャーミングな大家さんは、洗濯物を取り込んでくれたり、食べ物をお裾分けしてくれたり。家族のような、恋人のような2人の関係を温かくシンプルな線で描いた。

 連載を元に17年秋に刊行する…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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