宮野拓也、畑宗太郎
中国で大学講師をしていた李国華(りこっか)さん(65)は1990年、東大で学ぶため私費留学生として来日した。
専門は電子工学。「当時の電機業界で日本は世界一。憧れだった」と振り返る。
留学のきっかけは、民主化運動が弾圧された89年の天安門事件。当時32歳。それまでの改革開放の雰囲気が不透明になるのを感じ、大学時代に言葉を学んだ日本に留学する道を選んだ。
国交回復から半世紀がたった日本と中国の間では、学生たちが互いに海を越えて学んできました。日本に来る中国人留学生は増え続け、一時は12万人を超えました。ただ、かつて憧れを抱いた中国人留学生の日本観は変化しつつあるようです。
来日後、飲食店の皿洗いをしながら勉学に励んだ。
大学院を卒業した後、日本の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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