15日午前5時10分ごろ、福島県金山町大塩の天然炭酸水が湧く井戸で、新潟県長岡市の無職諸橋勲さん(77)と、めいで同市の会社員伊佐るり子さん(49)が転落しているのを、近くにいた親族が見つけた。2人は病院に運ばれたが、死亡が確認された。
県警によると、諸橋さんらは親族計5人で車で来ていた。井戸近くの駐車場に車を止め、2人が炭酸水をくみに行ったが、帰りが遅いと不審に思った親族が発見した。大きな外傷はなく、井戸で発生した二酸化炭素を吸って転落した可能性も含め、転落した原因を調べている。
金山町によると、大塩の天然炭酸水は古くから知られた薬泉。地元住民や観光客が自由に飲めるほか、2004年には県外の業者がペットボトルで販売を開始。16年のG7伊勢志摩サミットや今年のG20大阪サミットでも提供された。(飯沼優仁、古源盛一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル