インドネシアを公式訪問していた天皇、皇后両陛下が23日、7日間の日程を終えて帰国した。若者と交流し、天皇陛下がライフワークとして研究する水問題と関連した視察も重ねるなど、「未来志向」の姿勢を印象づけた。
即位後初の国際親善のための外国訪問で、訪問先に選ばれたのは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国で、東南アジアで政治的、経済的にリーダーシップを発揮するインドネシアだった。
若い世代と懇談
かねて若者の教育に心を寄せている両陛下は20日、日本へ留学した人らが創設したダルマ・プルサダ大学や、日系企業も入る工業団地内の職業専門高校を訪問。同大で日本語を学ぶ学生と懇談した際には、「私の好きなアニメは『NARUTO(ナルト)』です」と言う学生に、陛下が「私は徳仁(なるひと)です。いや、特に関係はないんですけど」と返して周囲の爆笑を誘った。皇后さまとともに一人ひとりに気さくに声をかけ、話を引き出した。
陛下は22日、若い世代との…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル