天皇、皇后両陛下、厳しい状況を心配 能登半島被災地を再訪

 天皇、皇后両陛下は12日、能登半島地震で被災した石川県穴水、能登両町を日帰りで訪れた。被災者を見舞うのは3月22日に同県輪島、珠洲両市を訪れたのに続き、2回目。被災地の厳しい状況を心配する両陛下の思いを踏まえ、宮内庁と石川県が調整し、再訪につながった。

 能登半島地震の発災から約3カ月。穴水町の避難所の一つ「さわやか交流館プルート」では12日現在、29世帯46人が暮らす。訪れた両陛下は椅子に座って待っていた一人ひとりと目線を合わせるように身をかがめ、被災者の話に何度もうなずきながら耳を傾けた。

 自宅が大規模半壊し、避難所での生活を続ける米田美智江さん(76)は天皇陛下から「大変でしたね」と声を掛けられたという。夫の吉朗さん(76)は「優しい目をされていた。心から心配していただいていると感じ、本当にうれしかった」と声を詰まらせた。

 両陛下の案内を終えた吉村光輝町長は「沿道に来た町民も含め、どれだけ元気づけられたか。感激で胸がいっぱい」と話した。

 自衛隊機で能登町に移った両…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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