宮内庁は22日、天皇陛下が2020年東京五輪・パラリンピック両大会の名誉総裁への就任を承認されたと発表した。ご就任期間は今月24日から令和2年9月6日まで。安倍晋三首相が今月、宮内庁の山本信一郎長官を通じて陛下の名誉総裁ご就任を依頼。これに先立ち、組織委員会の森喜朗会長も6月に安倍首相と会談し、ご就任に向けた調整を求めていた。
昭和39年の東京大会では五輪は昭和天皇が、パラリンピックは当時、皇太子だった上皇さまが名誉総裁を務められている。今回はパラリンピックと五輪を同列に位置付ける意味合いから、両大会の名誉総裁を統一する。
大会の開会宣言は、五輪は国家元首が行うと定めており、20年東京大会はパラリンピックも含め、陛下が行われる方向で検討が進められるとみられる。
陛下は平成29年2月の誕生日会見で、上皇ご夫妻のご公務に陪席されたのは、当時4歳だった前回の東京五輪が初めてだったとご回想。また、30年6月には赤坂御用地で、リオデジャネイロ・パラリンピック女子マラソン(視覚障害)銀メダリスト、道下(みちした)美里さんの伴走を務めるなど、障害者スポーツにも心を寄せられている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース