文・山田佳奈、写真・金子淳
地下からひょっこり足を踏み入れると、さーっと光が差し込む明るい空間。見上げているとどこかに飛び立って行けそうな――。
市街地からの近さは国内、いや世界有数だろう。九州一の繁華街・天神からは、地下鉄なら11分ほどだ。
地下鉄を降りると国内線ターミナルビルのアクセスホールに着く。4階まで吹き抜けの天井から光が差し込み、ワクワクする。4階には広々とした展望デッキがあり、目の前を飛行機が滑走路へ向かっていく様子が眺められる。日没には床に埋め込まれた685個のイルミネーションが輝き、滑走路に並ぶライトと相まって幻想的な雰囲気に。空港を運営する福岡国際空港の広報、榎田弘美さん(49)は「朝は朝、夜は夜の景色を楽しめます」と話す。
福岡空港の発着回数は2009年度には年間13万7千回に達し、過密化が課題だった。混雑解消のため、15年から国が誘導路の複線化工事を始め、それに伴いターミナルビルも建て替えや改修をしてきた。昨夏、改修工事が終わり、新しく生まれ変わった。
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「児童画コンクールでは、空…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル