天神に出没のサル、ついに捕獲 丸2日間の大捕物の末

 福岡市の繁華街・天神に現れていたサルが5日、市職員らに捕獲された。市によると、市役所の地下駐車場で職員らが網で捕まえたという。市街地に現れてから丸2日にわたる「大捕物」の末、やっと解決。サルは午後2時過ぎ、元々の生息場所とみられる同市東区の山にかえされた。

 サルは体長50センチほどのオス。3日朝から東区で目撃情報が相次ぎ、午前10時半ごろ中央区の天神に現れた。警察官や市職員らが網を持って追いかけたが、街路樹やビルの外壁などを登って逃げ回り、市役所の地下駐車場へ入り込んだ。

 市は駐車場を封鎖して夜間にわなを仕掛けた。中のサツマイモの一部に食べられた跡があったものの、わなには掛からず、駐車場内に2晩にわたり「籠城(ろうじょう)」。市によると、5日正午ごろ、職員らがブルーシートで囲んで追い込み、柄付きの網で捕獲したという。

 3日間で動員されたのは市職員や警察など延べ130人。市の担当者は「市民にもサルにもけががなくて良かった。山にかえせてほっとしている」と話した。(川辺真改、宮坂知樹)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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