太平洋の激戦地に沈んだ戦跡を3D化、現地ダイバーらが保存活動へ

 太平洋戦争の激戦地サイパンで、海中に沈んだ艦船や航空機を少しでも長く保存するため、現地のダイバーや観光客にも参加してもらって現状を調査する試みが進んでいる。戦争の歴史を残し、観光資源としても生かしていくことが狙いだ。

 日本の南約2400キロに位置するサイパン島は、戦時中は日本の統治下にあった。1944年6月、米軍との戦場になり、旧日本軍だけで約4万3千人が戦死。島民を含む多くの民間人も犠牲となった。

 地元のダイビングショップによると、島の海域には航空機や輸送船などが少なくとも5カ所で沈んでいる。水深が深いところも含めるとかなりの数に上ると地元ダイバーらは口をそろえる。旧日本軍や米軍のものとみられ、こうした「水中戦跡」の周辺は魚が集まることもあって人気のダイビングスポットになっている。

 この島に昨年3月、各国で水…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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