奈良市立富雄北小学校で3~5月、校長室の金庫から2度にわたり現金計38万円が盗まれていたことが28日、同小などへの取材でわかった。奈良県警奈良西署が窃盗事件として捜査している。
同小によると、被害は教育実習用の教材費などの積立金約5万円と、修学旅行で6年生(110人)に配る予定だった小遣い計33万円。積立金は3月25日に金庫に納めたが、4月3日になくなっていることに教頭が気づいた。小遣いは23日、6年担当の教諭が銀行口座から引き出し、金庫に納めたが、5月8日にはなくなっていた。
同小の正面玄関はオートロック式で許可なく校内に立ち入ることはできない。金庫はキーロック式で常時施錠されていたものの、鍵は職員室内にあり、誰でも取り出せる状態だった。金庫をこじ開けたような痕跡はなかった。
修学旅行の小遣いは、保護者から集めた旅行積立金の一部。今月23、24日の修学旅行では教職員らが小遣いを立て替えたという。
奈良市教育委員会は29日にも保護者説明会を開く予定。後藤誠司校長は産経新聞の取材に「子供たちが心待ちにしていた小遣いを盗まれたことを大変申し訳なく思う。今後は校内に現金を置かないなどの対策を徹底したい」と話している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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