奈良・京奈和道で20台が絡む多重事故 けがや不調で15人を搬送

渡辺七海 上田真美

 12日午前9時45分ごろ、奈良県橿原市新堂町の京奈和自動車道橿原高田インターチェンジ(IC)付近で、タンクローリーなど20台が絡む多重事故があった。県警橿原署によると、15人がけがや不調を訴え、病院に搬送された。いずれも命に別条はないという。

 署によると、事故に巻き込まれた人から「追突された」などと複数の通報が寄せられたという。署は、出口をおりたタンクローリーが先の道路で信号待ちをしていた車の列に追突した可能性があるとみており、詳しい状況を調べている。

 事故の影響で、午前10時40分ごろから京奈和道北行きの御所IC―橿原高田IC間が通行止めとなっている。(渡辺七海)

車の後方から「ドンドン」

 事故に巻き込まれた奈良県高取町の会社員、西晃司さん(35)によると、交差点の10メートルほど手前で信号待ちをしていると、車の後方から「ドンドン」と音が聞こえたという。

 後ろにいたタンクローリーが、左右に並んだ車をかき分けるように前に進んできたという。「右側へ車を寄せたが、押された真後ろの車が自分の車にぶつかった」と話した。

 タンクローリーはさらに前へ進み、西さんの車の前にいた軽自動車にぶつかって止まったという。西さんは「信じられない」と驚いていた。(上田真美)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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