2016年10月に行方不明になった京都府井手町の女性(当時19歳)を、当時殺害していた疑いが強まったとして、京都府警は16日、同町の会社員、末海(すえうみ)征河(せいが)容疑者(25)を殺人容疑で逮捕し、発表した。「交際女性を殺したことに間違いありません」と供述し、容疑を認めているという。
捜査1課によると、末海容疑者の逮捕容疑は、16年10月22日ごろ、女性を井手町内で殺害したというもの。府警が15日朝に任意同行を求め、詳しく事情を聴いたところ、容疑を認めたという。
さらに供述に基づき、奈良市内の若草山の山中を捜索したところ、女性の所持品を発見したという。府警は、女性の遺体が周囲に遺棄されている可能性があるとみて、16日も捜索を続けている。府警は遺体が見つかっていないとして、女性の氏名を公表していない。
女性は16年10月22日、家族に目撃されたのを最後に行方がわからなくなっていた。同25日に、家族が京都府警田辺署に行方不明者届を出していた。
府警は当時、2人が交際していたとみて調べている。捜査関係者によると、女性は行方不明になる直前に、自宅近くで末海容疑者とみられる男と口論する姿が目撃されていたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル