奈良公園にホテル計画 許可取り消し求め住民ら提訴(産経新聞)

 奈良公園内の高畑町裁判所跡地(奈良市高畑町)で建設されているホテルは都市公園法の趣旨に反しているとして、周辺住民8人が6日、奈良県に設置許可の取り消しを求める訴訟を奈良地裁に起こした。

 訴状などによると、建設が進められているのは、全室露天風呂付きの高級ホテル。県の公募で東京の不動産会社が代表を務めるグループが事業者に決まり、今年2月に着工、来年春の開業を予定している。

 原告は「ホテル不足対策は市街地に宿泊施設を設置すれば足りる」と指摘。高級ホテルの建設は「限られた富裕層への便宜だ」とした上で「一般公衆の自由な利用」という都市公園の目的に反していると主張している。

 原告代表の辰野勇さん(72)は提訴後、奈良市内で記者会見し、「知事の思いを実現するために法律が歪曲(わいきょく)されている。違法なものは違法だと世に示したい」と訴えた。

 県は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」としている。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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