奈良県立奈良高校で部活動の顧問を務める50代男性教諭が複数の女子部員に対し、体を触りながら指導していたことが県教育委員会への取材でわかった。教諭は県教委の調査に「不適切だった」と認めたという。県教委はセクハラ行為にあたるとみて、教諭の処分を検討している。
県教委によると、教諭は7~10月、部活動の大会などに出場する女子部員たちを会場の控室に個別に呼び出し、姿勢を正すためとして腰付近に手を触れながら指導するなどした。8月には合宿の宿泊先で、教諭の部屋に呼んで同様に指導した。いずれも部屋に2人きりの状態で、入り口は閉まっていたという。
女子部員のうち2人が11月中旬、女性教諭に相談して発覚。同校は同29日、「本校職員の不適切な指導について」という謝罪文書を保護者に配布した。県教委の担当者は取材に「体に触れながらの指導は不適切で、事実確認を進める」と述べた。
教諭は同18日から自宅謹慎中。2017年度から同校に勤め、過去には別の高校での部活動の指導実績で県公立学校優秀教職員として表彰された。(加治隼人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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