大阪市住吉区の小学6年の女児(12)が栃木県小山市の交番で保護された誘拐事件で、大阪地検は13日、無職伊藤仁士容疑者(35)を未成年者誘拐の罪で起訴し、発表した。伊藤容疑者は女児にメガネや帽子で変装させ、女児のスマホから自分の送ったツイッターのメッセージを消去していた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。
地検は府警が逮捕後、送検時に追加した監禁容疑については、不起訴処分(嫌疑不十分)とし、「捜査を尽くしたが、起訴するに足るまでの事実が認定できなかった」とした。
起訴状などによると、伊藤容疑者は11月11日からツイッターのダイレクトメッセージ(DM)で女児に接触を始め、自らを「せつじろう」と名乗って「家から出たいの?」「うちに女の子がいる。話し相手になってほしい。うち来る?」「ぼくは君にきてほしいけど」などと送信。同17日午前10時35分ごろ、女児を大阪市住吉区の公園に誘い出し、栃木県小山市の自宅まで電車を使うなどして連れ去り、同18~23日の間、誘拐したとされる。女児は23日朝、伊藤容疑者らが寝ている隙に自力で逃げ出した。
捜査関係者によると、伊藤容疑…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル