女児死亡の園バス事件、批判受けた会見 専門家「反省伝えられず」

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聞き手・佐藤英彬

 静岡県牧之原市認定こども園「川崎幼稚園」の通園バスに女児が取り残されて亡くなった事件を受け、園は7日に会見を開いた。会見では園長でもある増田立義理事長(73)が、安全管理の不備を認めて謝罪。一方で、会見での言動をめぐって批判を受けた。どのように考えればいいのか、危機管理広報のコンサルティングを手がけるエイレックスの平野日出木副社長に話を聞いた。

 ――牧之原市には「誠意が感じられない」といった批判的な意見が500件を超えて寄せられているそうです。今回の会見をどう見ましたか。

 理事長や副園長は、会見で見えている以上に本当は反省をしていると思うし、事件について、自分たちのどこが悪かったかを言葉にできると思います。

 ただ、本人たちがそう思っているだけで、外部に伝えることができなかった。

 本当に自分たちが反省しているということを伝えることもできませんでした。

 ――どのような点に問題があるのでしょうか。

 例えば、記者への気遣いもあ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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