7日午後0時20分ごろ、愛知県豊田市池島町の矢作川で女児2人が溺れたと119番通報があった。2人は小学6年の甲斐葉月さん(12)=愛知県瀬戸市品野町1丁目=と小学1年の佐々木莉愛さん(7)=同=で、救助されてドクターヘリで病院に搬送されたが、約3時間後に病院で死亡が確認された。ほかにも、佐々木さんの母親の麻衣さん(29)と男子大学生(20)=瀬戸市=も溺れたが、自力で河川内の岩場にしがみつくなどして救助された。
愛知県警足助署によると、女児2人は近所で母親同士の仲が良かった。女児2人が岩場を滑って遊んでいたところ、水面に落ちた際に溺れ、岸辺にいた麻衣さんと大学生は2人を助けようとして溺れたらしい。
現場は矢作川の中流で水深は約2メートル。そばに広場があり、夏はキャンプに訪れる人が多いが、3年続けて水難事故が起きている。豊田市などが注意を促す看板も設置されている。
県警によると、2017年8月には友人と川遊びに来ていた20代の男性が流され、その後、遺体で発見。18年8月にも、家族で遊びに来ていた男子中学生(当時12)が流されて亡くなり、助けようとした父(当時38)も溺れて死亡した。今年も8月18日に男性(当時26)が同僚らとバーベキュー中に川に入って流され、死亡している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル