女性が行方不明に…警察犬ハッピーはピンときた 表彰6回の頼もしさ

武井風花

 行方不明になった加美町在住の70代女性を発見したとして、宮城県警加美署は、警察犬のハッピー(ジャーマンシェパード、雌9歳)と、飼い主の警察犬指導士・安倍秀一さん(71)に感謝状とビーフジャーキーを贈った。

 署によると、10月23日午後9時ごろ、女性が自宅にいないことに家族が気が付いた。近隣を捜したが見つからず、同24日午前1時ごろ、署に行方不明届を提出した。

 ハッピーは同日午前6時半ごろに女性の自宅に到着し、女性の靴のにおいを手掛かりに捜索を開始。わずか30分後、自宅から直線距離で500メートルほど離れた民家の玄関付近でうずくまっている女性を見つけた。女性にけがはなかった。

 同署で今月9日にあった表彰式で、阿部忠彦・加美署長が安倍さんにビーフジャーキーの包みを渡すと、ハッピーはにおいをかぎつけ、しっぽを振って跳びはねていた。

 ハッピーが表彰されるのは今回で6回目。阿部署長は「前日に雨が降り気温が低かったので、早く見つけなければ命にかかわった。人間の力だけではできなかったことだ」と活躍をたたえた。(武井風花)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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