鈴木優香
福岡県春日市の路上で20代の女性が首などを刺された事件で、福岡地検は28日、元交際相手で同県久留米市小森野5丁目の無職片山敦稀容疑者(23)を殺人未遂と銃刀法違反の罪で起訴し、発表した。
起訴状によると、片山容疑者は3日午前0時10分ごろ、歩いていた女性に対し、すれ違いざまに首に左腕を巻きつけ、付近の駐車場に連れ込み、用意していた折りたたみナイフ(刃渡り約6センチ)で首を複数回刺して殺害しようとしたなどとされる。
片山容疑者と女性をめぐっては今年2月、SNSでトラブルになったと女性から署に相談があり、署が片山容疑者に事情を聴いた。
10月には、女性を待ち伏せて危害を加えることをほのめかしたため、女性の父親から署に連絡があった。
県警は、この行為がつきまといに当たると判断し、県公安委員会が2日午後、ストーカー規制法に基づく禁止命令を出していた。
捜査関係者によると、片山容疑者は、被害女性ともみ合った際についたとされる手の切り傷の手術のために21日から26日まで入院し、勾留停止となっていた。同日に退院し、勾留を再開していたという。(鈴木優香)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル