編集委員・秋山訓子
村上フレンツェル玲さん(28)は昨年から、政治家を志す女性を支援する活動を始めた。日本は政治の世界に女性が少ないことで有名だ。今年の統一地方選は、女性がどれだけ当選するかも焦点の一つ。なぜ今、女性と政治をつなごうと?
父の世彰(よしあき)氏が創設し、投資家として得た利益を社会貢献活動に還元する村上財団の代表理事を2022年1月から務める。もともと社会貢献に関心があったという。
「高校はカナダに留学したんですが、ボランティア活動が必須でした。私は月に1度、ホームレス支援の炊き出しに参加していました。大学時代は、社会起業家を支援するプロジェクトに参加。支援をする喜びってあると思います。『ありがとう』と言われると本当にうれしい。支援というのは、される側だけでなく、する側も幸福にするのではないでしょうか」
代表理事になってまず始めたのが、党派に関係なく政治家を志す10代から30代の女性を支援する「パブリックリーダー塾」だ。
「カナダの高校は国籍や性別…
Think Gender
男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[もっと見る]
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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