国の「女性に対する暴力をなくす運動」の一環で12日、全国各地の施設を紫色にライトアップするイベントがあった。今年のテーマは「性暴力を、なくそう」。紫は尊厳や正義を示す国際女性デーのシンボルカラーでもあり、被害を受けている女性への「ひとりで悩まないで」という願いが込められているという。
東京都港区の迎賓館赤坂離宮では、前庭に面した建物の外壁が紫にライトアップされた。また、墨田区の東京スカイツリーや江戸川区のふれあい橋もライトアップされ、紫の光が川面に映り込んだ。
内閣府男女共同参画局によると、2009年に東京タワー1カ所から始まったパープル・ライトアップは年々場所が増え、今年初めて全国47都道府県で実施された。場所は、計324カ所になったという。
迎賓館のライトアップは13日も実施され、時間は午後4時半~6時半。各施設によって開催日程が異なる。一覧は同局のホームページ(https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/no_violence_act/index.html)から確認することができる。(内田光)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル