女性初の東京高検検事長「性別より能力」 検事総長に次ぐナンバー2

植松敬

 女性初となる東京高検検事長に10日付で就任した畝本直美氏(60)が13日に会見し、組織運営について「性別よりも個性や能力に着眼する必要がある」と述べた。法務・検察ナンバー2の東京高検検事長は、トップの検事総長に昇格する例が多い。

 千葉県出身で1988年に任官した。同期の検事41人のうち女性は4人だったが、近年はほぼ半数は女性になった。「女性だからこれ、男性だからこれを担当するという時代ではない。偏りがあれば是正したい」と語った。

 最高検公判部長や広島高検検事長などを歴任した。法務省保護局長として更生支援に携わった経験をふまえ、「再犯防止を実効性のあるものにするため、関係機関とどう力を合わせるのかも刑事司法では大切だ」とも話した。(植松敬)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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