佐賀県警の新しい本部長に松下徹氏(50)が着任し、25日、記者会見に臨んだ。福岡県太宰府市での女性暴行死事件に絡んだ一連の対応を「最も重要な案件」としつつ、「申し出の内容から、ただちに女性に危害が及ぶ可能性があるとは認められなかった」とするこれまでの県警の見解を踏襲。遺族が求める、県公安委員会による第三者委員会を設置しての再調査については否定した。
事件は2019年秋に起きた。女性の遺族は事件前、佐賀県警鳥栖署へ何度も相談したが、県警は事件化しなかった。また、遺族が被害届提出を希望していたのに、県警の内部文書「相談等取扱票」には提出の意思は「なし」と事実と異なる記載をしていたことも明らかになった。
松下本部長は会見で、まず遺族に対しお悔やみの言葉を述べ、女性が亡くなったことについては「治安の最高責任者として重く受け止めている」とした。
着任会見に続いて行われた県警…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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