女性研究員、遺体に抵抗の傷なし 構内でリュック発見

 熊本市中央区の側溝で、熊本大学の特定事業研究員楢原知里さん(35)が殺害されているのが見つかった事件で、遺体には抵抗した際にできる傷がないことが捜査関係者への取材でわかった。熊本県警は、楢原さんが抵抗することもできないまま殺害された可能性もあるとみて調べている。

 司法解剖で、死因は首を絞められたことによる窒息死と判明している。捜査関係者によると、首には抵抗した際に自身の爪でできるひっかき傷がなく、他にも傷は確認されていない。首には絞められたような痕があったが、ひも状の凶器が使われた場合と異なり、はっきりした痕ではないという。

 また県警は10日、楢原さんのリュックが現場そばの熊本大本荘キャンパス(熊本市中央区)内で見つかったと発表した。同キャンパスには楢原さんが勤務していたヒトレトロウイルス学共同研究センターや熊本大学病院などがある。

 リュックは布製で、現金入りの…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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