姉の死を「死因わからない」「急死」と話す 4歳次女殺害容疑の両親

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増山祐史 長妻昭明 太田原奈都乃

【動画】次女を殺害した容疑で逮捕された父親の細谷健一容疑者(43)と母親の志保容疑者(37)

 東京都台東区の自宅マンションで昨年3月、当時4歳の次女に不凍液などを飲ませて殺害したとして両親が逮捕された事件で、父親の姉=2018年に41歳で死亡=について、両親が周囲に「死因は分からない」「急死した」などと話していたことが関係者への取材で分かった。父親の姉は、不凍液を摂取した形跡が死後に確認され、警視庁は死亡の経緯を調べる。

 父親の細谷健一(43)と母親の志保(37)の両容疑者は共謀して昨年3月12日ごろ~13日、自宅で次女の美輝(よしき)ちゃんに抗精神病薬「オランザピン」と不凍液「エチレングリコール」を摂取させ、殺害した疑いがある。逮捕時、健一容疑者は否認し、志保容疑者は黙秘したという。

 捜査関係者によると、健一容疑者の姉は18年4月、両容疑者と同じマンションの別の部屋で死亡しているのが見つかった。死後数日で、行政解剖で死因に不審な点はないとされた。美輝ちゃんの死後、警視庁が残されていた姉の腎臓を調べ、エチレングリコールを摂取した形跡が確認された。

 関係者によると、姉について健一容疑者は昨年11月、児童相談所との面談の中で「自宅で亡くなった。死因は分からない」などと説明。志保容疑者は逮捕前、別の関係者に「急死した」などと話していたという。

 警視庁は、姉はエチレングリコールなどを摂取したことで死亡した可能性もあるとみている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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