子どもだけが入れる「世界一小さな本屋」 つくった社長の思いとは

 前橋市の電気工事会社「ソウワ・ディライト」の敷地には「森」がある。地域に開放されているその空間では、ロバやヤギが暮らし、木々では小鳥が羽を休め、トランポリンがある「空き地」には地域の子どもたちが遊びに来る。

 森の片隅には小屋がある。横1メートル、奥行き1・5メートルの「子どもしか入れない」サイズで、微生物宇宙絵本など300冊が並ぶ。「子どもが自分で手にとって興味の世界を広げて欲しい」と願いを込めた。名称は「tiny tiny bookstore」。昨年末、「世界一小さな本屋」としてギネス世界記録認定を受けた。

 社長の渡辺辰吾さん(47)は「電気の会社だけど、扱うのは照明だけではない。未来や地域を『照らす』ことにも取り組みたい」

 前橋市出身。大学卒業まで野…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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