子どもに背中押されて退職 セクハラ被害をいまも受けている自衛官へ

【動画】「セクハラを訴えた私に起きたこと」#4

 自衛隊でセクハラを訴えた女性が、意に反する形で加害男性と面会をさせられた際の音声記録を入手しました。加害者を励ますような上司の言葉。密室のやりとりからハラスメント問題が相次ぐ自衛隊の実態に迫ります。

 記事の後半では、面談で実際にやりとりした音声を公開しています。

      ◇

 西日本の地方の街で海上自衛官として働いていた20代の女性は、職場でセクハラ被害を訴えた後に突然、加害者と面会させられた。会いたくないと伝えていたのに、上司である所属部署のナンバー2(1等海佐)から、避けては通れないと言われた。

 2022年の年末に起きたそのできごとの直後、女性は心を病んだ。

 うつ病と診断され、仕事を休み、昼間からベッドに横になる日が続いた。

 それでも、うつ病や、仕事を休んでいることを幼い子どもには説明しなかった。不安がらせたくなかった。

 子どもが言葉をかけてきたのは発症から約1カ月が過ぎた今年1月だった。

 「ママ死ぬの?」

 心臓が止まりそうになった。

 「死なないよ。どうして?」…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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