田渕紫織、鈴木洋和
滋賀県長浜市で26日、学童保育中にプールに入っていた小学1年生の男児(6)が亡くなった。プール死亡事故は繰り返し起こり、水深や監視態勢について同じ問題が繰り返し指摘されている。二度と起こらないように、何を変えていくべきなのか。
学童クラブによると、当日は小1~6年の45人がプールに入っていた。コースを分けるロープにおおいかぶさっているところを発見されたという。救助され病院に運ばれたが、死亡が確認された。
プール事故は繰り返されている。名古屋市の小学校では昨年6月、小1の男児が水泳の授業中におぼれて一時意識不明になった。2017年8月には、さいたま市の保育園のプールで4歳の女児がおぼれて亡くなった。
桐蔭横浜大の井口成明准教授(安全教育学)は、プール事故が起こりやすくなる背景として、①水深の深さ②泳ぐ力のばらつき③監視態勢の手薄さ④監視員の技術の低さ――などがあると指摘する。
①適切な水深は
今回の事故で、男児が発見された場所は約120センチで、男児の身長も約120センチだった。
水深が深いと、水面に顔が出ていても顔が上を向いた状態になり、呼吸が乱れやすいという。
適切な水深や人数、必要な知識や準備について詳しく聞きました。
「水深は、一番身長の低い子…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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