北海道の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になった事故で、第1管区海上保安本部は24日午後11時10分、子ども1人を発見した。性別や安否などの詳細は不明。事故後に見つかったのは計11人となり、子どもは初めて。
同本部が25日未明に発表した。発見したのは海上保安庁の巡視船で、知床半島先端部の知床岬灯台の東方向14・5キロの海域で発見したという。
カズワンには子ども2人を含む乗客24人、乗員2人の計26人が乗っていた。これまでに見つかった10人(男性7人、女性3人)はいずれも死亡が確認されている。
カズワンは23日午後1時13分ごろ、知床半島西部沖を航行中に「浸水した」と通報があり、その後行方がわからなくなった。海上保安庁や航空自衛隊などが周辺海域を捜索し、24日早朝以降に知床岬周辺で計10人を発見。その後も捜索を続けていた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル