千葉県佐倉市の線路沿いの崖にすみ着き、話題になっていた雌の子ヤギ「ポニョ」が11日朝、捕獲された。柵を越えて逃げ出してから約3カ月。なかなか捕まえられなかったが、群れで暮らすヤギの習性を利用した誘導作戦が功を奏したという。
市によると、飼い主の男性(63)と、手伝いを買ってでた「むつざわヤギ牧場」(同県睦沢町)の経営者の男性が、急斜面の上に捕獲用の囲いを設置し、ほかのヤギでおびき寄せようと発案。線路を管理する京成電鉄の協力を得ながら3度、この作戦を試みた。
1度目は7月27日、崖に雄ヤギを連れて行くと、鳴き声やにおいに反応した。8月6日夕~7日朝には雄ヤギに加え、エサや水なども設置。囲いまで1~2メートルのところまで近づいたが、捕獲には至らなかった。
3度目となった11日午前7時ごろ、雄ヤギを崖の上のフェンス沿い、雌の子ヤギを囲いの中に置いた。約10分後、ポニョが子ヤギの鳴き声に反応し、囲いの中に入って捕獲された。
ポニョは元気だったものの、猛…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル