子供達が参加の陸上練習会…メダリスト講師が“新型コロナ感染” 『新学期開始を延期』の事態に(東海テレビ)

東海テレビ

 三重県で30日感染が確認されたのは、北京オリンピックのメダリストでした。このメダリストを講師に招き鈴鹿市で開かれた陸上競技の練習会。開催の判断に問題はなかったのでしょうか。

 北京オリンピックの4×100メートルリレーで第1走者を務め、銀メダル獲得に貢献した塚原直貴さん。しかし…。

<所属先の発表>
「陸上競技部アドバイザー塚原直貴が新型コロナウイルスに感染したことを確認しました」

 感染した塚原さんが、3月28日にいたのは三重県鈴鹿市でした。

(リポート)
「塚原さんが講師を務めた練習会はこちらの競技場で行われました。感染が発覚した後、トイレなどの消毒が行われたということです」

 28日、スポーツ教室の「イムラアスリートアカデミー」が鈴鹿市内の陸上競技場で開いた練習会。塚原さんは未就学児から大人までおよそ80人が参加したこの練習会で、午前中から夕方にかけて講師を務めました。

 これに鈴鹿市民は…。

市民:
「自分自身も外に出ないように自粛しているので、考えてほしい部分はあるなと思います」

別の市民:
「私らがやったことにどうのこうの言えないけれど、ちょっと自粛したほうがよかったように思う、結果論だけど」

 三重県は、未就学児を含む練習会の参加者や関係者らあわせて91人を「接触者」として遺伝子検査をすることにしています。

 今回の感染発覚に鈴鹿市長は…。

末松則子鈴鹿市長:
「一般に開放しているところに子供たちがどんどん入ってくるという形のイベントになっておりましたので、少しこちらの方でも把握をしかねた。さらに(今後は)少し厳しく屋外であっても条件を付けさせていただく」

 さらに今回の教室には鈴鹿市内各地の幼稚園・小中学校に通う子どもたちが参加していたということで…。

末松市長:
「かなりの数の学校に影響してまいります。やはり早い段階で2週間自宅謹慎をしていただく」

 鈴鹿市は市内のすべての小中学校と幼稚園の新学期のスタートを1週間遅らせることにしました。

 新型コロナウイルスの蔓延で、相次いでイベントが中止や延期となる中で起きた今回の感染発覚に、三重県の鈴木知事は…。

鈴木三重県知事:
「こういうことが起こり得るということを県民の皆さんにぜひご理解いただいて、今後様々な自粛要請などについてぜひ改めて徹底をしていただきたいと思いますし、われわれ自身も徹底していけるように努力していきたいと思います」

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
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