孤独死した父の骨、ゆうパックで寺へ 誰でも「無縁遺骨」になる時代

 東京都大田区南馬込にある鉄筋コンクリート4階建てのお寺「本寿院」では、3階には「お骨仏」と呼ばれる遺骨でできた阿弥陀如来像の本尊が鎮座する。

 10月中旬、ここにゆうパックで真っ白い30センチ四方の段ボール箱が届いた。

 箱の中には骨つぼや身分証明書などが同封されていた。送り主は神奈川県在住の50代男性。送られてきたのは、80代の父親の遺骨だった。

 男性は20年以上、父親と連絡を取っていなかった。「孤独死した父親の遺骨を引き取ってほしいと行政に言われたが、自宅に置きたくない」という。

 この葬儀プランでは送られてきた遺骨を二つにわける。一部は阿弥陀如来像の胎内に入れて永代供養し、残りは栃木県日光市などにある分院で樹木葬が行われる。

 費用は1柱3万円で年会費、管理費は不要。同院から送られてきた送骨パックを受け取る際、代金引換で支払う仕組みだ。

多死社会を迎え、孤独死と無縁遺骨をめぐるビジネスが急成長しています。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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