学びへの思い様々 札幌の公立夜間中学で初授業「1歩ずつ前へ」

 北海道内初の公立夜間中学として開校した「札幌市立星友館中学校」(中央区南3条西7丁目)で21日夜、初めての授業が開かれた。年齢層や歩んできた人生はそれぞれだが、生徒らは一様に期待に満ちた表情で初授業に臨んだ。

かつて中学校に通えなかった理由は、一人ひとりによって違います。そんな生徒たちが同じ教室に集った初授業。その笑顔を見守った校長は、ある期待を抱きました。

 「美術は意外と身近なところにあります」「今日は自分の手を描いてみましょう」

 「スタートコース」の1時間目に開かれた「美術」の授業。自己紹介や授業の説明を一通り終えると、担当の講師が13人の生徒に呼びかけ、鉛筆と画用紙を配った。

 生徒らは真剣な表情で、講師のアドバイスを聞きながら利き手と反対の手のデッサンに挑戦。絵が完成すると近くの生徒と見せ合いながら、「全然描けなかったよ」「すごく上手ですね」と笑い合った。

 授業終了後の午後6時過ぎに…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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