新型コロナウイルスによる長期休校があった影響で、この夏は、夏休みを削って授業をする学校も多い。西日本は平年より暑くなると言われており、外出自粛による運動不足などで熱中症のリスクの高まりも指摘される。教育現場は対策に力を入れる。
2日午前、神戸市中央区の市立宮本小学校を訪れると、校庭では1年生の体育の授業中だった。
22人の児童が体操をしたり、鬼ごっこをしたり。時々、校庭に面した校舎の軒先に集まり、霧状の水を噴射するミストシャワーを浴びては「きゃあ、気持ちいい」と歓声を上げた。
この日は青空が広がり、市内の最高気温は27度まで上がった。担任の指野(ゆびの)愛教諭(43)は熱中症を防ぐため、運動中はマスクを外すよう促し、45分間の授業中に水分補給の時間を3回設ける配慮をしていた。1年2組の香鳥(かとり)佐和さん(6)は「暑かったけれどミストシャワーが楽しくて涼しかった」と笑顔を見せた。
文部科学省の調査では、普通教室への空調の設置率は、全国の公立小中学校で77%、公立高校で84%(2019年9月現在)とかなり広がっている。神戸市では、市立小中学校の普通教室への設置率は100%。一方、空調のない特別教室用に、移動式のクーラーをすべての市立小中に2~3台ずつ置いた。各校にあるミストシャワーの活用も薦める。
大阪市教委や京都市教委も、感…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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