全国の大学や高校、中学に今月23日から3日連続で、爆破や殺害を予告するファクスが次々に届いた。一部の学校は休校や早退などの対応を取り、影響は子どもたちにも広がった。この直前、ネットの闇の掲示板に関与をほのめかす投稿があったことがわかり、各地の警察が威力業務妨害容疑で捜査を始めた。
「お前らの大学に高機能爆弾を334個仕掛けた」
「死にたくなかったらいますぐ金を振り込む、それはできるよね?」
脅迫文が届き始めたのは23日朝、全国の大学に宛てたのが始まりだった。
翌24日未明には、各地の高校に殺害予告のファクスが届いた。
「自作の改造銃や火炎瓶で殺しまくってやる」
「2つの口座に300万円ずつ送金して貰(もら)う」
さらに25日未明、今度は中学宛てにファクスが届く。「全員サバイバルナイフで殺す」「口座に264万円を振り込むか選べ」などと記されていた。
大学、高校、中学のいずれの脅迫文でも、実在する東京の弁護士名が使われ、口座番号が記されていた点が共通する。
何者の仕業なのか。
朝日新聞の取材で、ネット上の闇の掲示板に、これらのファクスと、体裁や内容が同じ文書が投稿されていたことがわかった。
投稿時間はいずれも事態が公…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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