コロナ禍による長期休校中、不登校の子どもたちの居場所づくりに取り組むフリースクールでも、オンラインで朝の会や自習室などを開いてきた。リアルの居場所を再開しても、オンライン支援を続けるフリースクールもある。関係者は子どもたちに「しんどくなったら、いつでもおいで」と呼びかけている。
拡大する滋賀県のNPO「D.Live(ドライブ)」が開いているオンライン自習室。画面の中で黙々と机に向かう参加者ら(画像は一部加工しています)=3日午後6時15分、Zoomの画面から
「やっほー。いつも通り来た人から取り組んでくださいねー」
3日午後6時過ぎ、画面に続々と入ってきた子どもをスタッフが迎える。不登校や思春期の子どもの居場所づくりに取り組む滋賀県草津市のNPO法人「D.Live(ドライブ)」が開いたオンライン自習室だ。休校中の学びの場になれば、とウェブ会議システム「Zoom」を活用し、4月末から無料で提供してきた。
「今日は数学します」「私はリポートやります」。それぞれがチャット欄に勉強内容を書き込み、黙々と机に向かう。学習面の質問や進路相談があれば、個別の「ルーム」を開く日もあるという。
自習室は平日の週2回、午後6…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル