韓国国会は6日、文在寅(ムンジェイン)大統領が法相候補とする側近の曺国(チョグク)氏の適性審査を行った。曺氏は娘の大学入学に絡む不正など一連の疑惑への関与を否定し、法相就任への意欲を述べた。検察の捜査が続くなか、人事をめぐる混乱は、来春に総選挙を控えた文氏の対日姿勢も縛っている。
曺氏は人事聴聞会の冒頭で、「私と私の家族のことで国民に大きな失望感を与えた」と謝罪した。一方で、「背負わなければならない使命がある」と強調し、法相就任に意欲を燃やした。疑惑を追及する野党議員の質問に対しては、「事実と違う」「知らない」との答弁を繰り返した。
曺氏をめぐる主な疑惑は、①娘の名門大学への不正入学疑惑②家族ぐるみの不透明な投資と蓄財③自らが理事として関与した学校財団の負債問題――だ。
このうち、学歴社会の韓国で、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル